BX TOSHO料理研究会です。
チャーシュー好きがチャーシューを作るとこうなります。
その前に少しうんちく。
チャーシューはラーメンに入っている豚肉の醤油煮込みですね。いわゆる煮豚です。焼豚とは違います。最近ではあたり前ですが、スープに鶏がら、牛骨、煮干しなどを入れて作りますが、昔はチャーシューを作る時に出た醤油の煮汁オンリーだったのです。チャーシューを作るためではなく、スープだれを作るためにできた副産物がチャーシューと言った方が良いのかもしれません。もちろん、煮込むのは豚肉だけでなく、しょうが、ニンニク、野菜も入れるのですが。
千葉県の富津市に竹岡と言う地域があります。そこに竹岡ラーメンと言うラーメン種があります。これがまさしく醤油の煮汁のラーメンです。匂いが醤油です。ある店主が「うちのラーメンは美味しくないよ」と言います。確かに客観的ではまずいです。醤油の味が濃いのですから。しかし、やみつきになるようです。タクシーの運転手さんが週に何日も来る様です。「まずいんでけど食べたくなるんだよなー」だそうです。
スーパーで売っているチャーシューは焼豚なのか、煮豚なのか知りませんが、あれは私的にはハムの分野です。それからラーメン屋のチャーシューで柔らかいから旨いと言われている三枚肉(バラ肉)を丸めたものは、脂はいっぱいでますが、味は出ることはありません。やはり、使うのは肩ロースが一番です。バラ肉の様に脂が入ってなくともしっかり煮込めば柔らかいのです。煮込めばス―プに味が出るはずです。
うんちくは以上としまして、
ある日、家族がだれもいない日を狙ってチャーシュー作りに励みました。
翌日、社内で振る舞ったところ「GOO」のサイン、下手なラーメン屋より旨いと言われて、
チャーシュー好きの面目が立ちました。
参考です。
名古屋の中区役所が入ったビルの地下に「厚切りチャーシュー家」と言うラーメン店があります。埼玉県の狭山と三芳に「チャーシュー力」と言うラーメン店があります。近くに行かれた時は検索して行ってみてください。
執筆者
T,I
