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江戸東京たてもの

2015年4月1日 更新

 2月の寒い晴れた日でしたが、サイクリングを兼ねて、江戸東京たてもの園に行ってきました。
スタジオジブリが製作した作品にみられる、建物の資料が展示されているそうで、こちらも関心が高まります。
江戸時代の民家から明治・昭和初期の東京にあった建物が移築・復元された施設です。

 

西ゾーン(10)・センターゾーン(6)・東ゾーン(14)に分かれ、2015春現在で合計30棟を楽しめます。
木造建物に興味関心がある方なら、ゆっくり、じっくり楽しめますよ。

 

たとえば
W2:三井八郎右衛門邸:
 旧財閥の施主が京都に建てたものだそうです。
 2階の明るい日差しが入る和室も、1階の趣ある茶室など、豪華な建物です。
 1階の応接間は、畳の上に絨毯をひき椅子スタイルです。背筋の通った談話が目に浮かびますね。

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W6:前川國男邸
 言わずと知れた、日本の近代建築に貢献された建築家の自邸です。
 コルビュジエの事務所から帰国して、40代の作品。
 大きな吹き抜けで構成されたダイニングには、大きな回転扉がありました。
 東京上大崎に立っていたころは、敷地中心に配置して、丘陵地から見下ろすように南側開放。
 さらに、北側裏庭にも大きな開口で開放しています。気持ちのいい空間でした。
 ボランティアさんの解説が、一つ一つ興味深いものでした。

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E4:子宝湯
 東京にあった木造銭湯です。
 浴場の上部に、換気・採光のためのガラス扉がありました。
 湯気が上がった天井に差し込む光が、気持ちよく映ったでしょうね。
 大きな空間を木造の軽い素材が支えます。
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 一つ一つの建物に感動が満載です。
 こんな大きな梁を、どのように納めているんだろう?
 壁の少ない空間を木造で頑張っている和室など、畳に座ってたたずんで感じ取れます。
 
 宮崎駿さんの建物デザインも素敵ですね。時代の変化や人のぬくもりなど、生活感も表現しているんですね。
 
 貴重な文化遺産となっている建物たち、愛知にある明治村も気になっています。
 機会があったら行ってみますね。

 

 追伸:2015年の新横浜 花見情報
  3/30現在:鶴見川沿いの桜が満開です!!
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執筆者

M,I

 

 

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