2月の寒い晴れた日でしたが、サイクリングを兼ねて、江戸東京たてもの園に行ってきました。
スタジオジブリが製作した作品にみられる、建物の資料が展示されているそうで、こちらも関心が高まります。
江戸時代の民家から明治・昭和初期の東京にあった建物が移築・復元された施設です。
西ゾーン(10)・センターゾーン(6)・東ゾーン(14)に分かれ、2015春現在で合計30棟を楽しめます。
木造建物に興味関心がある方なら、ゆっくり、じっくり楽しめますよ。
たとえば
W2:三井八郎右衛門邸:
旧財閥の施主が京都に建てたものだそうです。
2階の明るい日差しが入る和室も、1階の趣ある茶室など、豪華な建物です。
1階の応接間は、畳の上に絨毯をひき椅子スタイルです。背筋の通った談話が目に浮かびますね。
W6:前川國男邸
言わずと知れた、日本の近代建築に貢献された建築家の自邸です。
コルビュジエの事務所から帰国して、40代の作品。
大きな吹き抜けで構成されたダイニングには、大きな回転扉がありました。
東京上大崎に立っていたころは、敷地中心に配置して、丘陵地から見下ろすように南側開放。
さらに、北側裏庭にも大きな開口で開放しています。気持ちのいい空間でした。
ボランティアさんの解説が、一つ一つ興味深いものでした。
E4:子宝湯
東京にあった木造銭湯です。
浴場の上部に、換気・採光のためのガラス扉がありました。
湯気が上がった天井に差し込む光が、気持ちよく映ったでしょうね。
大きな空間を木造の軽い素材が支えます。
一つ一つの建物に感動が満載です。
こんな大きな梁を、どのように納めているんだろう?
壁の少ない空間を木造で頑張っている和室など、畳に座ってたたずんで感じ取れます。
宮崎駿さんの建物デザインも素敵ですね。時代の変化や人のぬくもりなど、生活感も表現しているんですね。
貴重な文化遺産となっている建物たち、愛知にある明治村も気になっています。
機会があったら行ってみますね。
追伸:2015年の新横浜 花見情報
3/30現在:鶴見川沿いの桜が満開です!!
執筆者
M,I