営業開発部の岩田です。
昨年の暮れに和光市民吹奏楽団の定期演奏会が行われました。
実は、この演奏会のポスターの絵を岩田が描いております。
今回は、「ダッタン人の踊り」を演奏するので、それをテーマとしてほしいというご依頼でした。
「ダッタン人の踊り」は、ロシアの作曲家アレクサンドル・ ボロディンが作曲したオペラ『イーゴリ公』の第2幕の曲で、ボロディンの最も有名な曲のひとつであり、またクラシック音楽でも有数の人気曲とのことです。
『イーゴリ公』の物語の約20年後にチンギス・ハンが遠いモンゴル高原を統一し、1223年にはカフカスを越えてモンゴル軍が初めてルーシに襲来し、ルーシとポーロヴェツの連合軍は破れ、いわゆる「タタールのくびき」の時代が始まります。このタタールという言葉はロシアでの東洋系の異教徒、異民族の総称で、特定の民族を指すものではなく、トルコ系もモンゴル系もみなタタールであり、そのタタールが韃靼(だったん)という漢字に置き換えられたとも言われている様です。
そんなことも勉強しながら作成しました。
ちなみに、描いた建物のベースは、実は、和光市民文化センターのサンアゼリアで、それにタタールの地方の建物のイメージを合体させたものです。
和光市民吹奏楽団のポスターの作成は2年目で1年前は楽団30周年と言うことで、お祝いとしてデコレーションケーキを描かせて頂きました。
原画はこれです。(絵具はアクリル系ガッシュ)
久しぶりの絵描きをさせてもらい楽しんでいます。
現在の仕事は構造計算と言う固い仕事ですが、大学は美術大学でこうした絵を描いておりました。
ちなみに、東京オリンピックのエンブレムは同じ学科の後輩の作品です。
ということで、少々血が騒ぐ、今日このごろです。
ご要望がありましたら請け賜わります。