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U値とは?


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本記事は、2025年4月1日改正の建築基準法以前の内容にて記述したものとなっています。
その他法令・基準に関しても、最新の内容に合致していない可能性があります。
最新の法令・基準に関しては、国土交通省をはじめ、各関連機関の情報をご確認ください。
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外皮計算の項でUA値(外皮平均熱貫流率)の説明をしました。この数値は外皮(家の壁や屋根など家を覆っている部分のこと)の平均熱貫流率(熱の通しやすさを率で表した数値)を指します。低い値のほうが高性能で、首都圏などの地域(一般に5,6地域に分類)では0.87以下と規定されています。これに対してU値(熱貫流率)とは各部の熱貫流率を指します。各部とは外皮の部分で具体的には、屋根・天井・外壁・窓・玄関ドア・床・土間などです。
参考に窓のU値は性能の良い樹脂サッシ+Low-Eペアガラスで2.33(W/㎡K)で、アルミサッシ+シングルガラスで6.51(W/㎡K)です。また木造の外壁の例を示すと一般的なツーバイフォー工法の外壁の場合で0.5(W/㎡K)程度です。窓の性能と比べると桁違いということがわかりますね。だから窓の性能が重要なのです。
以前はこの数値をK値と呼んていましたが、(これは日本的に貫流率の頭文字でKだと思われます)今は世界的に使われているU値に統一されました。サッシメーカーが玄関ドア等でK2やK3仕様などと表示してあるのはこのなごりなのでしょう。

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