ハマ弁

2019年7月18日 更新

横浜市以外にお住いの方は、あまり聞いたことがないかもしれません。
横浜名物をおかずにしたお弁当のことではありません。

 

2019年2月の文科省の調査によると、全国の中学給食実施率は約90%で、公立中学の平均給食費は月額4950円くらいだとか。

横浜市の市立中学校には給食はありません。
お昼はどうしているのかというと、
①弁当やパンなどを持参
②ハマ弁の購入
③一部の学校で弁当業者が入っているので、その業者から弁当を購入
の3択、業者が入っていない学校は2択でしょうか。

 

ハマ弁は、横浜市が業者と協定を結び、給食の代わりとなる有料のお弁当です。
③の業者弁当との違いは、お弁当に市費負担の有無となります。

ハマ弁の評判はどうかというと、あまり良くないようです。
・1週間前までに予約が必要で、不便
・美味しくない
など、味やサービスもいい話は聞きません。
味については、私も食べたことがないので何とも言えませんが・・・

値段は、1食300円のようです。
お弁当としては、高くは感じませんが、前出の平均給食費と比べると見劣りしてしまいます。
毎日ハマ弁を食べると、月20日で月6000円になります。
給食はありがたいですね。

 

業者弁当とハマ弁の違いは市費負担の有無ですが、市はどれだけ負担しているのでしょうか?
H29年度の負担額は、1食当たり2673円だったようです。
1食300円で販売とすると、1食当たり3000円くらいかかっているという計算でしょうか・・・
横浜市の中学生は、昼ご飯にステーキでも食べているのか?
いえいえ そんなことはありません。
見た目はコンビニ弁当のほうがおいしく見えるかもしれません。
なぜそんなちんぷんかんぷんなことが起こっているのかというと、市はこのように説明しています。
生徒さんがハマ弁を注文してくれず、喫食率が上がらないので1食当たりの負担額が膨らむとのこと。
業者と5年協定で予算を組んでいるようで、喫食率が20%想定で1食当たりの公費負担は113円と見込んでいるとのこと。
ちなみにH29年度の喫食率は1.3%だったとのことです。

 

横浜市報などの市議会録には、毎回給食問題が挙げられていますが、当分変える気はないようです。

味、サービスを向上させないと喫食率が上がるとも思えません。

是非、改善に努めてほしい。
市民としての願いです。

 

 

cta1 cta2 cta3
ページの先頭へ