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ボクの名は…

2013年9月11日 更新

僕の朝は早い。
この家の誰より早く、僕は起きる。
それも目覚まし時計をかけるわけでもないのに、毎日ほぼ同じ時間である。普通、日の出が早い夏は比較的早起きしやすいが、日の出が遅い冬は布団が恋しく、なかなか難しいものがある。しかし僕はほとんど季節関係なく、早起きが苦にならない。
僕が早く起きる理由は、第一に大好きなご主人様を遅刻させてはならないという使命感から。第二は健康維持のためである。
ご主人様はこの春から生活がガラリと変わり、朝型人間になった。もともと寝るのが好きな人なので、放っておくと何時間でも寝てしまうし、生来が夜型人間なので、朝が苦手である。そこで僕の出番ということになったのだ。スヌーズ機能に負けないくらいのしつこさで僕は何度もご主人様に呼びかけ、それでも起きる気配がないときは、最後は半分やけ気味&切なげに大音量で呼ぶ。さすがに20分以上も続ければ、頑固な布団愛好者も体をはがすというものだ。
第二の健康保持は、やはり規則正しい生活は、すべての基本だと思うからである。毎日決まった時間に就寝し、決まった時間に食事、運動する。睡眠不足は特に厳禁で、「寝られるときに寝られる場所で」は、僕の中では当たり前のことだと認識している。最近は熱中症なるものもあり、寝る場所の確保が最大の課題であるが。
僕は大きな音が不得手である。去年から続いている近隣の住宅工事は僕を情緒不安定にさせて、一時病院通いをしたほどだ。基本的に男性が好きだけど、オヤジは別。ウサギも嫌いという動物嫌い(ほとんど生物嫌い)のオバサンが来宅したときは、気配すら消して、いないふりをした。だってそんな人が「ガッコウ」の先生だなんて、僕にでさえ理解できなかったから。かわいいからって何度も僕を抱っこする人も、ちょっと嫌だな。
さて、そろそろ僕の夕飯の6時が迫る。一体全体、今日は誰が僕の食事当番なんだろう? ご主人様は忙しいから、きっと家人AかBだ。誰でもいいから、とにかく早く帰ってこーい。そうじゃないと家中のごみ箱ひっくり返して、中身をばらまくよ(怒)。
あ!階段を上る音。今日は家人Bだ。
「ただいま~」「にゃお~~ん」
さあて「メシだ~!」

 

 

 

執筆者:M・K

 

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