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よくあるご質問

構造計算に関するご質問性能表示に関するご質問省エネ計算に関するご質問

構造計算に関するご質問

木造で構造計算が必要な場合とは?

木造建築物を計画する場合

・階数が3以上

・述べ床面積が500㎡を超える

・高さが13mを超える又は軒高が9mを超える

上記の場合のうち、いずれかに該当する規模の建物である場合に構造計算が必要となります。

「構造計算」って何?

地震や台風によって倒壊しないために、耐力壁の配置計画と床や屋根が壊れないようにするための部材検討をすることです。

耐震等級って何?

建物を設計する場合、建築基準法に準拠する必要があります。
建築基準法では、建物が満たさなくてはならない最低の基準が定められています。
同法が想定している耐震性は、
数十年に一度発生すると考えられている地震(震度5強程度)の場合、建物が損傷しない耐力、
数百年に一度発生すると考えられている地震(震度6強~7程度)の場合、建物が倒壊しない耐力
となります。

 

耐震等級は、等級1~3が設定されていて、その耐震性能は以下のようになります。
耐震等級1:建築基準法の想定している耐震性能
耐震等級2:等級1で想定されている地震力の1.25倍の地震力に耐える耐震性能
耐震等級3:等級1で想定されている地震力の1.5倍の地震力に耐える耐震性能(等級2の1.2倍)

 

等級が上がると耐震性能が向上します。

構造計算を依頼するにはどうしたらいいの?

まずは計画している設計図を送ってみてください。最初のご相談はプラン図でもかまいません。簡単な構造のアドバイスからスタートさせていただきます。もちろん構造の相談は無料です。

構造計算を依頼する際に必要な図面・書類について教えて下さい

構造計算を行うために必要な図面は平面図や立面図だけでは足りません。建物の詳しい高さ関係、使用する材料や設備についても確認する必要があります。また、建設地の地盤の状態についても構造計算を請け負う者の義務として確認します。
弊社ではご依頼を請ける際に「構造計算依頼シート」に必要事項を記入していただく方法を取っています。
発注の意思表示の意味もありますが、図面だけでは確認出来ないことについて記入して頂いております。
また、必要図面の種類とその図面を必要とする理由についても記載してありますので参考にしてください。

木造の構造計算には、どんな方法があるんですか?

「許容応力度計算」という方法がもっとも一般的です。その他に伝統的な木造建築を計算するのには「限界耐力計算」が用いられます。鉄骨造(S造)や鉄筋コンクリート造(RC造)で使われる「保有水平耐力計算」や「時刻暦応答解析」という方法もありますが、木造では殆ど使われていません。

「壁量計算」と良く言いますが、これは「構造計算」ではないのですか?

「壁量計算」は厳密に言うと「構造計算」ではありません。床面積に対して一定の係数を掛けた数値を必要な壁量として、建物に存在する耐力壁量と比較して安全性を確かめる方法です。この「壁量計算」で建てられる建物は「4号建築物」と言って、小規模な2階建の建物です。これらの建物は法律的には構造計算は不要です。

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性能表示に関するご質問

性能表示って何?

国が指定する第三者機関が品確法に基づいて住宅のチェックができる仕組みです。

詳細は こちら をご確認ください。

第三者機関とは?

住宅性能評価を審査する機関で、民間の機関です。ハウスプラス住宅保証等があります。

品確法って何?

品確法、正確には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」と言いますが、これは住宅の品質を向上させることで瑕疵(かし)住宅をなくし、消費者が質の良い安全な住宅を手に入れることができるようにすることが目的でできた法律です。品確法には主に大きく3つの柱があり、1つは「住宅性能表示制度」、2つめは「瑕疵担保責任の義務付け」、3つめは「住宅に係る紛争の迅速かつ適正な解決」になります。

住宅性能評価には種類があるの?

設計性能評価と建設性能評価の2種類があります。設計性能評価とは、設計図書を審査しその結果として「設計住宅性能評価書」を発行しています。建設性能評価とは、設計通りに工事がおこなわれているかを現場検査(木造の場合は4回)で確認できれば「建設住宅性能評価書」を発行しています。

住宅性能表示は、だれに、いつ、どうやって頼めば良いの?

注文住宅の場合、施主は請負契約を結ぶ前に、工務店やハウスメーカー等へ伝えます。分譲住宅の場合は、契約の前にその住宅に「性能評価書」がついているかを確認してください。

住宅性能表示は義務なの?

義務ではありません・・・住宅メーカーや家を建てる人の選択に任せられていますが、住宅の工事請負契約書に住宅性能評価書の写しが添付されると、その内容で契約が交わされたことになります。

住宅性能評価書って何?

住宅性能表示制度を利用すると等級に基づいた住宅の鑑定書である「住宅性能評価書」が交付されます。さらに設計図面や検査記録が20年間、評価機関で保管されます。

私の家はきちんと施工されるのか不安、どうしたら良い?

構造・床下・配管・・・。住まいの見えない部分は、どんな工事がされているのかわからないので不安ですよね?

設計住宅性能評価だけでなく、建設住宅性能評価を取得すれば設計段階や施工段階で国に登録した評価員が見えない部分までチェックします。

 

用語解説:「住宅性能評価とは」

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省エネ計算に関するご質問

住宅の省エネ基準とは?

住宅の省エネ基準には、外皮性能と一次エネルギー消費性能の二つの基準があります。
 建築による手法と設備による手法によって、それぞれの基準に対応することとなります。
 【外皮性能】
 ・外皮の断熱性能(外皮平均熱貫流率UA値)
 ・外皮の夏季の日射熱遮蔽性能(冷房機の平均日射熱所得率ηAC)
 【一次エネルギー消費性能】
 ・冷暖房設備、換気設備、給湯設備、照明設備その他家電
 ・太陽光発電設備等(再生可能エネルギー)

「断熱等性能等級」って何?

外皮(外壁・窓等)の断熱化等による省エネルギー対策の程度を評価する指標です。
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)で、等級が高いほど断熱性が高いことを意味します。
2022年10月から等級6,7の運用が開始され、現在は等級1~7となっています。
また、結露防止対策についても必要です。

一次エネルギー消費量等級って何?

住宅の居住時における一次エネルギー消費量を評価する指標です。
等級1,4,5,6が定められており、等級が高いほどエネルギー消費量削減のための対策がとられていることを意味します。

長期優良住宅認定を取得するためには?

必要な性能は
 ・耐震等級2以上(仕様規定の計算の場合は等級3)
 ・劣化対策等級3 + 床下・天井点検口設置、床下空間高さ330mm以上の確保
 ・維持管理等級3
 ・省エネ等級(下記参照)
 について、基準を満たすことが必要となります。
尚、省エネ等級については2022年10月から外皮等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6を満たすことが必要となりました。

省エネ計算を依頼するために必要な図面・書類は?

弊社ではご依頼を請ける際に「省エネ計算依頼シート」に必要事項を記入していただく方法を取っています。
発注の意思表示の意味もありますが、図面だけでは確認出来ないことについて記入していただいております。
また、必要図面の種類とその図面を必要とする理由についても記載してありますので参考にしてください。

 ・平面図 方位、外部建具サイズは必須です。壁位置や天井高さ、各床の高さが必要です。
 ・立面図 屋根勾配、各高さ関係、軒の出を記入してください。
 ・矩計図/断面図 各部位の下地、仕上げ材の記入、各部位の高さを記入してください。
 ・仕様書 構造材、断熱材、外部建具、仕上材、下地材を記入してください。

※必要に応じて
 ・案内図/配置図 地名地番を記入してください。
 ・基礎伏図    基礎立上り幅・高さ、スラブ高さ、土間天端高さを記入してください。

※一次エネルギー消費量計算を行う場合のみ
 ・設備機器仕様書 冷暖房設備、換気設備、給湯設備、水道設備、照明設備、太陽光発電の評価の有無・設備仕様を記入して下さい。

断熱材の厚さはどれくらい必要?目安はあるの?

お住まいの地域や、住宅の構造、断熱方法、使用する部位等によって必要な性能が異なるため、一概には言えません。
建築物省エネ法では各住戸に応じた仕様基準が設けられていますので、ご参考になさってください。

省エネ適合義務について

2050年カーボンニュートラル、2030年温室効果ガス46%削減の実現に向けて、建築分野では省エネ対策が推進されています。
現行法では、一部の新築建物(大規模・非住宅)のみ省エネ基準適合を義務づけられていましたが、2025年度以降から、全ての新築建物(小規模住宅も含む)の適合が義務化されます。
現行の省エネ基準は断熱等級4、一次エネルギー等級5ですが、2030年には断熱等級5、一次エネルギー等級6へ水準の引き上げされる予定です。

 

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