試乗会

2020年9月1日 更新

残暑厳しい中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。早いもので入社5年目邁進中のN.Oです。

 

本来ならば、今年も展覧会や旅行などに行き、レポートの続編をお届けするつもりでしたが、昨今のコロナ禍ゆえ、プライベートはおろか仕事でも遠出はできない状況のため、今回は近場にて体験したレポートを「星新一風ショートショート」形式でお届けします。
(※最後に写真があります)

 

 

【試乗会】

 

先日、車の試乗会に行った。

 

セールスマン曰く、この車は「新しい生活様式に対応した車」で、3密を避けられるように、

なんと車の半分は開放的だ。窓を開けなくてでも、である。素晴らしいが、その分エアコンの効きは悪いらしい。まあしょうがないだろう。

 

さらに、セールスマンの一押しとして、メンテナンスが楽とのこと。なんでも、機械部分を横から見えるようにしたので、故障した場合、点検や修理が容易とのことである。

なるほど。「見える化」はここまで進化したのか。

 

ふと、ここで気がついたのだが、実はセールスマンの声は隣の助手席からではなく、スピーカーから聞こえてくるのである。
そうか、これが噂のリモートワークか。

 

そんな関心をよそに、セールスマンは畳み掛けてくる。

 

 

「加えて、特筆すべきは、その走行音なのです。」

 

 

なるほど。確かに、まるで止まっているかのように静かなのである。これならば、夜中に車の音で赤ちゃんを起こしてしまう心配もない。

 

 

「こんな素晴らしい車に今まで出会ったことがないです。でも、、、。」

 

 

と、なかなか購入の決心がつかずに迷っていると、見かねて、いや、聞きかねて、セールスマンが一言。

 

 

「ここだけの話、実は、燃料不要なんです。メーター減らないでしょ?」

 

「買います」

 

 

我ながら良い車を買ったと思い、鼻歌まじりに帰路についた。
そういえば、ちょっと座席が硬かったな。今度、セールスマンに教えてあげよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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