由比ちゃん、
前回言っていたこの熱貫流率っていうのは何の数値なの?
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熱貫流率とは、
壁や窓などを通してどれだけ熱を通すかを表す数値で、
数値が小さいほど断熱性能が良いという事になります!
この計算書には窓と外壁の熱貫流率が記載してあります。
池田チーフのちょこっと解説
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部材の内外の環境温度差が1°Cあるときに、
1時間当たりに部材の面積1m²を通過する 熱量をワット(W)で
表したものを「熱貫流率(U値)」といいます。
「熱貫流率」は窓や壁などの部材の断熱性能を示しています。
熱貫流率に似た言葉で「熱伝導率」というものがあり、
これは物質そのものの熱の伝わりやすさを表しています。
躯体それぞれの熱貫流率を求めるには
断熱材などの熱伝導率を確認する必要があります。
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池田さんありがとうございます。
なるほど。熱貫流率は何を見ればわかるんだろう?
これは商品のカタログや
メーカーなどのホームページから確認できます!
躯体の熱貫流率は、
使う断熱材などの熱伝導率をカタログなどで調べて、
その数値を使って部位別に熱貫流率を算出します。
じゃあ、もし建物の断熱性能を良くしたいなら
この熱貫流率の数値の小さい商品を選べばいいんだね!
その通りです!
あれ?この日射熱取得率っていうのは?
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これはガラス窓を通して
日射熱がどのくらい室内に入ってくるかを表す割合です。
数値が小さいと日射熱を遮るので室内を涼しく保ち、
数値が大きいと日射熱を取り込んで室内を温かくします。
そうなんだね。これも自分で調べられるのかな?
はい、これも商品のカタログやネットで確認できます!
冷房を重視するのか、暖房を重視するのかで商品を選んでみてください。
僕は冷房を重視したいから
日射取得率の小さい商品を選ぶようにすればいいんだね!
外皮計算書については理解できてきたよ。
では次は一次エネルギー計算書の内容を学んでいきましょう。
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ここからクイズです!
よし、挑戦しよう!
【第1問】壁や窓などの部材を通してどれだけ熱を通すかを表す数値はどれ?
①日射熱取得率
②熱貫流率
③空気清浄率
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えぇっと、答えは②だったかな?
正解です!
数値が小さいほど断熱性能が良いという事になります。
【第2問】ガラス窓を通して日射熱がどのくらい室内に入ってくるかを表す数値はどれ?
①日射熱取得率
②日焼け指数
③日照時間
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・
答えは①だね!
正解です!
次回へ続く・・・










