前回は一次エネ計算に関する床面積の解説をしたので、今回はその中の「仮想床」について解説していきますね。
仮想床ってどういう床なの?
簡単にいうと、天井高さが4.2m以上の空間がある時に間に床があるものとして床面積を加算するんです。
ほうほう。なんで加算する必要があるの?
天井の高さが4.2メートル以上になると部屋の体積が大きくなるので、その分、暖房や冷房で使うエネルギーの計算にも影響が出ます。そういう影響をちゃんと計算に反映させるのが目的なんです!
なるほど!天井が高い分、暖冷房で余計にエネルギー使うから、それを計算に反映させるために仮想の床を作るんだね!
池田チーフのちょこっと解説
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4.2m以上の天井高さを有する室や吹抜け(以下「吹抜け等」)がある場合は、次の考え方を参考にします。
①-吹抜け等の天井高さが4.2m以上の場合-
2.1mの高さに仮想床があるものとして、
床面積に加えて計算します。

②-吹抜け等の天井の高さが6.3m以上の場合-
2.1mおよび4.2mの高さに仮想床があるものとして、
床面積に加えて計算します。
同じように、天井高さが 2.1m 増えるごとに仮想床を設けます。
開放されたロフトなど、階に算入されない部分がある場合は
その部分は無視して天井高さだけで判断します。

③-階段の上部について-
階段の上部については、
上階に床があるものとみなして床面積に加えて計算します。
なお、階段部分(ペントハウス用階段も含む)の天井高さが
4.2m以上の場合は、①または②の考え方を適用して計算します。

また、1階のLDKの吹抜けが2階の居室や廊下に繋がっている(扉や壁を介さない)場合、「その他の居室」や「非居室」には該当せず、LDKと同じ「主たる居室」に該当します。
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天井の高さが2.1m増えるごとに1層扱いになることなんだね!
さすが健三おじさん!そういうことです!
このルールを知らないと、吹抜けのある家の一次エネ計算で「あれ?なんで床面積が増えてるんだ?」ってなりそうだね。
そうなんです。建築基準法の床面積の考え方とは違うので注意が必要ですね。
仮想床について、よくわかったよ!
よかったです!吹抜けなどをデザインするときは、断熱や空調の計画も併せて考える必要があるってことですね!
一次エネ計算について、あとは何を勉強すればいいんだろう?
では次は一次エネ計算に関わる設備について見ていきましょう!
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それではクイズです!
よし!
【第1問】天井高さが4.2m以上の空間がある時に間に床があるものとして加算する床面積のことを何という?
①中間床
②仮想床
③仮想空間
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②の仮想床だよね!
正解です!
【第2問】天井高さが6.3m以上の吹抜けがある場合、何mごとに仮想床を設けるでしょうか?
① 2.1mごと
② 3.0mごと
③ 4.2mごと
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これも教えてもらったね!①の2.1mごとだ!
正解です!天井が高くなるごとに仮想床を追加して計算します。
次回へ続く・・・










