今回は、一次エネ計算に関わる設備の内容について見ていきましょう!
「-第8話- 一次エネルギー消費量計算書の見方」の時に少し教えてもらったよね。
たしか竣工時点での設備で評価するんだよね?
その通りです!一次エネ計算では、竣工時に設置されている設備が対象になっていて、「設置予定」の設備は計算対象外なんです。
僕は今回、LDKのエアコンを入居後に設置するから計算には入れられないんだよね。
そうなんです。今回の場合は「主たる居室」については暖冷房設備無しとして、地域区分ごとに設定された規定値で計算されます。
池田チーフのちょこっと解説
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暖冷房の評価については、「全室に設置しないと計算に含めることができない」というわけではありません。
例えばその他の居室の場合…
洋室1にはエアコンを設置、
洋室2と洋室3にはエアコンを設置しない という場合
→洋室1に設置するエアコンが計算対象となり、
計算に含めることができます。
また、複数の異なる暖房設備を設置する場合は評価の優先順位が高い暖房設備機器等を選択します。

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なるほどね。暖冷房についてはよくわかったよ!
ところで、給湯器をどれにするか迷っていてね…。
給湯器ですね!
実は一次エネ計算では結果に大きく関わる部分になります!
そうなのかい⁉どれを選べばいいんだろうか…
一般的にはエコキュート(電気ヒートポンプ給湯機)や
エコジョーズ(ガス潜熱回収型給湯機)は消費エネルギーが少なく、結果が有利になりますよ。
池田チーフのちょこっと解説
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給湯器の種類はいくつかあり、エコキュート(電気ヒートポンプ給湯機)やエコジョーズ(ガス潜熱回収型給湯機)、ガス従来型給湯機や、石油を使うタイプなどがあります。
さらに、給湯と温水暖房が一体型となったタイプや、最近ではハイブリット給湯器と呼ばれる電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機もあります。
目指す一次エネ等級や、建設地域・ライフスタイルに合わせて検討してみてください。
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池田さんありがとうございます。
なるほど~。エコキュート良さそうだね!色々調べてみようかな。
はい!給湯器は一次エネ計算への影響が大きい設備なので、ぜひ比較してみてくださいね!
そうするよ!
そういえば、子供室の照明は後で設置しようかなと思うんだけど問題ないかな?
大丈夫です!照明については主たる居室でも、その他の居室でも、非居室でも、設置未定の箇所があっても、計画されている照明器具がすべてLEDであれば、「すべての機器においてLEDを設置する」という評価になります。
ほうほう、そうなんだ!
ちなみに、調光機能を評価する場合は当該居室に1か所でも当てはまる照明が設置されるなら評価可能です。
池田チーフのちょこっと解説
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照明設備について
「主たる居室」ではキッチンのシンクの手元灯も評価対象です。
また、「非居室」では洗面台や浴室内の照明も評価対象になりますので注意してください。
照明器具の評価には器具の種類の他、調光機能や人感センサーなどがあります。
「非居室」の場合は人感センサーを評価することが可能です。
人感センサーについては「玄関ポーチ」に設置する照明器具も評価対象になります。
ただし、住宅敷地内の外構や門扉は対象外なので注意してください。
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玄関ポーチの人感センサーは評価に含めていいんだね!家の外だから関係ないと思っていたよ。
そうなんです。ここは見落としがちなところです!
これで設備で気を付ける項目については解説できました!
なるほど、設備のポイントもバッチリわかったよ。由比ちゃんありがとう!
それでは、次回は省エネ計算に必要な資料にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう!
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ここからクイズです!
よし、今回も正解するぞ!
【第1問】エアコンを設置する場合の評価はどれ?
①全室に設置しないと計算に含められない
②一部設置でもそのエアコンは計算に含められる
③3台以上設置しないと計算に含められない
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えぇっと、答えは②だったかな?
正解です!全室に設置していなくても、設置する場所があればそのエアコンを計算に含めることができます。
【第2問】玄関ポーチの人感センサー照明は評価の対象になる?
① なる
②ならない
③ 外構工事の種類による
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これは①だよね!
正解です!玄関ポーチの人感センサーは評価対象になります。ただし門扉や外構の照明は対象外なので注意してくださいね。
次回へ続く・・・










