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-第3話- 省エネ等級とは?

2025年6月24日 更新
健三

由比ちゃん、外皮計算と一次エネルギー計算の大切さが分かったけど、省エネ等級って何なのかな?

由比

健三おじさん、色々詳しくなってきましたね。 

省エネ等級は、住宅のエネルギー効率を示す指標のことで断熱性能等級と一次エネルギー消費量等級があります。 

健三

断熱性能等級と一次エネルギー消費量等級? 

由比

断熱性能等級は外皮計算で求める指標で 

一次エネルギー消費量等級は一次エネルギー消費量計算で求める指標のことです! 

健三

お!それは前回教えてもらった計算方法だね! 

 

池田チーフ

池田チーフのちょこっと解説

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2025年4月から断熱等級4以上が義務化されました。 

◆断熱性能等級 

 等級7:HEAT20 G3レベル 

 等級6:HEAT20 G2レベル 

 等級5:ZEH基準 

 等級4:次世代省エネ基準 

 

◆一次エネルギー消費等級 

 等級6: ZEH基準相当。一次エネルギー消費量を約20%削減。 

 等級5:一次エネルギー消費量を約10%削減。 

 等級4:次世代省エネ基準。 

 等級3以下:過去の基準。省エネレベルが低い。 

 

どちらも等級が高いほど、エネルギー消費を削減し、環境に優しい建築物であることを表します。 

 

一次エネルギー消費量等級は、住宅が1年間に消費するエネルギー量を評価するための基準です。

この等級は、BEI値によって定義されています。

BEIは、「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で割ることで求められる値です。

BEIが小さいほどエネルギー消費量が少なく、等級は高くなります。 

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由比

池田さんありがとうございます! 

由比

断熱等級も一次エネルギー消費量等級も数値が大きいほど省エネ性能が高いことを意味しています。 

健三

なるほど、どちらも等級の数値が高いほど住宅の性能がいいってことだね。 

じゃあ、断熱等級7、一次エネルギー消費量等級6をとれるようにすればいいのかな? 

由比

等級は高い方が良いですが、高いほど建設費や設備投資費用が高くなる傾向にあるので、等級が高ければいいとも限らないんです! 

健三

うーん、予算にも限度があるし、どの等級にしたらいいのかな? 

由比

省エネ適判なら断熱等級4、一次エネ等級4 

長期優良住宅をとるなら断熱等級5、一次エネ等級6が必要です。 

その他、補助金などを利用する場合は、各補助金制度によって規定があるから確認してみてください。 

健三

なるほど! 

今回は長期優良住宅を取得する予定だから、断熱等級5、一次エネ等級6が必要だとわかったよ! 

 

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由比

ここからクイズです! 

 

 

【第1問】一次エネルギー消費等級は数値が大きいほど省エネ性能が良い? 〇か×か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健三

うーん、確か数値が大きいほど性能が良かったような…?答えは〇?

由比

正解です!等級4より等級5の方が性能が良いということですね!

 

 

 

【第2問】省エネ適判に必要な等級は 断熱等級4、一次エネ等級4  〇か×か 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健三

答えは〇かな?

由比

正解です!次回からは計算書を見てみましょう!

 

 

 

次回へ続く・・・

 

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