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何が変わった?告示1540号 2025年法改正


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特定木造建築物(構造規定の仕様審査が審査図書で行われる対象)が定義されました。

いままで旧4号図書省略を理由に、仕様書をあいまいにしてきたものや、金融機構仕様書を付けいていたがよく理解していなかった設計者は、仕様表・仕様書の整備が求められています。

 

さらに、枠組み壁工法は、仕様規定が告示1540号にまとめられていますので、仕様内容の選択や設計プロセスの組み立てが求められています。

本サイトでも告示理解にお役立ていただけるよう、スタッフが手書きスケッチから解説を始めて、日本ツーバイフォー協会編集の、通称“緑本”などを参考にコンテンツをアップしてきました。

 

法改正に伴い国土交通省から“枠組壁工法の確認申請・審査マニュアル”がダウンロードできるようになっていますので、こちらもお勧めいたします。仕様規定に基づいた標準図が掲載されていますので、告示条文の内容を理解しやすくなっています。仕様から外れる場合は、どのような計算が必要となるかなど、設計プロセスは文章だけでは理解しづらい部分です。

 

2025年4月施行の告示第1540号ですが、改正点はいくつかあります。

特に注目すべきは、第5_壁等_第4号の壁量検討についてです。

今までの軽い壁、重い壁といった屋根だけの重量識別で概算した壁量係数を、屋根・階高さ・外壁・太陽光設備まで拡張させました。

これにより、建物総重量を概算して床面積に乗じる係数Lwを算出する式を告示に示しました。

 

耐力壁は、壁量検討では上限が5から7倍までに引き上げられ、さらに準耐力壁が採用できるようになりました。

 

BX TOSHOでの構造計算は、壁量検討告示第5第4を除外する構造計算を行いますので、建物形状や実際の重量に基づいた算出による耐震・耐風設計を行います。

構造計算で除外する内容により、告示の第11 第2か第3を適用する内容の計算となります。

仕様規定を抑えたうえで、構造規定の採用に“構造計算”は、もはや必須アイテムですね。

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