ピザの話で建物の床構面の話が少し分かった由比ちゃんでしたが、弟の廣君に鋭い質問をされてしまい・・・。
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ははーん、さては好きな子でもできたのかね、弟君
知ってる??
世の中のことは、すべてピザに例えれば、解決するってこと!
最近姉さん、木造に大はまり中だし。
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本当にかわいくない!!
由比君は、軸組で家族の家を設計しているけど、どこを気にして設計してる?
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あ、私も池田さんに聞きたいことがあります。構造計算上は、このような断面欠損はどうやって評価するのですか?
たとえば、梁の場合、一律30%低減とか、あるいは、この仕口の場合は、断面性能を0.6倍に低減、というようにです。
ただし、先ほど池田さんが仰ってたように、土台が先行破壊しないことを確認してから使用しなければいけないことを忘れずにね。
・・・・・・耐力壁の上にピザの生地が載っていて、建物に水平力が働いたとき、ピザ(床)を通じて耐力壁に力を伝達させます。剛床の場合、床の変形はどの点でも同じだから、耐力壁の耐力が高かったり、数が少なくて間隔が広かったりすると、その分、変形を抑えるために、床が踏ん張らなくてはいけないんですよね。
・・・あ!
チーズが伸びちゃう!ということは、それ防ぐ為に引っ張ってあげる必要があります!
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第10話「縁の下の力持ち、基礎(仮)」に続く
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