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たけのこご飯

2019年5月1日 更新

 先日、八百屋さんの店頭に、「初物」と称してタケノコが並んでいました。

 いわゆる「ゆでたけのこ」でなく、掘ったばかりの泥のついた「タケノコ」です。3月に半そでを着てみたり、4月に雪が降りそうになったりと、季節感がなくなりつつありますが、食卓も然り。その季節に合った食材が通年にわたって手に入るようになったことで、四季を感じることが少なくなりました。でも「初物」と聞けば、心は動きます。で、久しぶりに調理開始!

 

 まずはあく抜きです。何せ1年に1~2回の作業なので、「どうやったっけ?」から始まります(笑)。でも今はインターネットという便利なツールがありますので、つたない記憶をネットの情報で補いながら作業を進めます。ぬかを入れ、煮ること1時間強。お尻の部分に竹串を入れてスムーズに通ったら、火を止め、そのまま1晩置きます。

 

 翌日、皮をむき、炊き込みます。今回は電気炊飯器でなく、炊飯釜で炊いてみました。なぜなら、おこげが食べたいから!

 

 完成です。

 蓋を開けた瞬間、ぷんとタケノコ独特の香りがして、もうこれだけで十分、春の食卓です。

穂先の柔らかい部分は炊き込んではもったいないので、昆布出しでわかめと優しく煮て、1品増やし、クラゲときゅうりの和え物、お刺身も添えて、ご飯が冷めないうちに夕食です。

 

 これだけ使っても、茹でたタケノコはまだ半分!

 さて残りは何にしましょうか? かに玉or青椒肉絲? もう1度、炊き込みご飯? 

 でも、その前にまずは山の恵みに感謝です。そしておいしかった(*^-^*)

 来年も、また茹でようと思う一方、「はて、どうするんだっけ?」とキッチンで戸惑う自分をも想像でき、そういう意味でも笑顔になれた休日でした。

 

執筆者

 M.K.

 

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