2019年10月に消費税が10%に上がり一か月が経ちました。増税前は、軽減税率やポイント還元等について、情報が錯綜しておりましたが、実際如何でしょうか。
私、個人としては、変わりありません。強いて言えば、同じ商品であれば、キャッスレスのポイント還元の制度のあるお店を選ぶ程度です。
10月当初は、対象店舗もまだまばらでしたが、ひと月でかなり増えたように思います。合わせて、店舗が対応する決済サービスも増えたように感じます。もともとSuicaやiDでの買い物が殆どでしたが、どうせなら、還元率の高い店舗で買ってしまいます。
ポイント還元はサービスによって還元の方法が違うため、今月の明細書で、どのように表記されるのか、また、ちゃんと適用できているのか、確認したいなと思います。
軽減税率については、飲食店やコンビニで、イートインか持ち帰りで税率が変わることで混乱があったようですね、「イートイン脱税」という言葉も生まれてしまいました。
これは、判断が難しい問題です。消費税は客が負担するとはいえ、国に納めるのは事業者であるため、客側は脱税には当たらないでしょう。また、イートインの利用は客側の自己申告であり、店側が確認を取る必要はないとされています。責任の所在が曖昧です。
店としては「言われなかった」、客としては「聞かれなかった」が通ってしまい、正直者が馬鹿を見るみたいで、不公平感が出てしまいます。その不公平感の解消を店側に求めるのも酷な気がしますが、結局店側が対応するほかないのが、実情でしょうか。
個人の良識に判断を求める制度は難しいですね。
執筆者 K.K