授賞式

2020年1月7日 更新

営業開発部の岩田です。

 

昨年12月、8月に他界した父に代わって叙位・叙勲の授与式に出席しました。

もちろん初めてのことです。

父は元検察庁事務官。在任中は千葉県を含む広域営利誘拐・強盗殺人事件などの新聞記事に載る様な事件も担当する統括捜査官でした。

叙位・叙勲はその功績に対して授与されたとのことです。

 

さて、授与式ですが、検察庁内で一名ごとに行われました。

事前に事務担当の方から式の流れ、挨拶の方法、返す言葉など書面をもってレクチャーを約30分受けました。

式までの余る時間、一人応接室でレクチャーごとを動きも交えて何度も試し、喉を潤すことが精いっぱい。周りの風景など目に入らず。

時間になり案内され、式場のドアを開けると中は眩しく、両袖に並ぶ方々の顔はこちらを見ている様だが逆光でよくわからない。

案内の方の掌が示す中央に立ち、ひと呼吸。

正面に立つのは現在の検事正。年齢は自分と同じぐらいの50歳後半か? 両袖の方は検察庁の幹部。顔がやっと見えてきた。

 

式はレクチャー通りにできたのか間違ったのかも記憶になく終わり、その後、検察庁の幹部の方々と30分程度の歓談となりました。

歓談となると、固まった気もほぐれ、昔話に花を咲かすことができました。

小学生のころ何度か勝手に検察庁に入って食堂でご飯を食べたこと、大学生のころ勝手に検査庁の駐車場を使ったこと、などなど昔のことだから許される「事件」。など。

 

歓談中にハプニング。「狙撃事件の容疑者が送検されてきたので、ちょっと席を外します。待っていてください」と検事正。

10分ぐらいで戻って来るなり、また、ニコニコと前と変わらず話す。

人間が違うなーと検事正の顔を見ながら。恐れ多い。

2時間弱での式等でした。

 

後日、頂いた証書と勲章を持って墓前で報告しました。

自分にはできない経験を頂いたことを父に感謝するばかりでした。

 

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