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展覧会レポートvol.4

2020年1月15日 更新

もうすぐ入社5年目に突入する、N.Oです。展覧会レポートもvol.4となり、数字が増えることへの感動は、預金通帳以外ではあまり感じないかと思いきや、意外とワクワクすることだなと思うのと同時に、年月を重ねたことでもあり、しみじみする瞬間でもあります。

 

さて、今回は昨年末の12/12~15に、東京流通センターで行われた「文具女子博2019」について簡単に書きたいと思います。

早速ですが、参加して、ここが良かった!という感想を3つほど!

 

  1. 効率よく自分好みの文房具が見つかるのと同時に、文房具の“いま”が分かる 
  2. 直接、メーカーの方と商品についての熱い話ができる
  3. 自分だけでは見つけられなかった商品やアイデアグッズに出会える

 

これがあるから、また来年も参加してしまうのだろうなぁと感慨にふけりつつ、イベントについて書きます。

 

 文具女子博とは、HP(https://bungujoshi.com/event/bungujoshi2019/)にもありますが、日本最大級の文具の祭典で、大手文具メーカーをはじめ、各種文房具メーカーが82社(2017年実績)出店し、各々自慢の文房具を宣伝・販売するイベントです。いま最も推したい商品から定番ものまで、幅広い商品が一堂に会していることも特徴の一つです。さらに、大型店舗の中の文房具店と異なり、メーカーの方と直接お話ができる点もイベントを楽しめる要因の一つだと思います。商品に対する思い入れや商品が誕生した経緯や裏話が聞けるのは、他ではない醍醐味です。また、文具女子博限定のグッズや一般販売に先駆けて販売する商品もあります。

 

 このように、趣味に深く深く特化したイベントのため、根強い人気があります。それゆえ、今年は、「東京流通センター 第1展示場 A~Dホール」に会場を設けており、昨年よりも広い空間で開催されました。年々増加傾向にある参加者に配慮してと思われます。私は、去年に続いて2回目の参加ですが、去年よりも会場が広くなったことで混雑のストレスは減少しました。また、通路にゆとりができ、陳列スペースも広くなったため、宣伝&購入しやすくなり、さらに財布のひもが緩くなってしまうという、出展者にとってはうれしい悲鳴となったと思います。

 

 

 とはいえ、皆様の一番気になる(?)ところは、「女子博」だから女子しか入れないのではないか、だと思うのですが、もちろん男性も入れます。文具愛好家の世界には性別は関係ありません。また、上記したイベントの性質上、各メーカーの動向や新商品をチェックするには絶好の場でもあることから、スーツを着たメーカーの営業と思しき方や、バイヤーさんなどもおり、水面下でも熾烈な競争が繰り広げられているようです(想像)。

 

 今年の様子はというと、最寄り駅である、東京モノレール「流通センター駅」についたのが9:30ぐらいですが、この時点で既に100m程度の行列で、この時点で既に1000人以上は並んでいました。入場を待っている間は、会場内での飲食は禁止であることも考慮し、食料を補給してきたるべき戦いに挑みます。雰囲気としては、初詣の際の行列と同じですね。

 何度かの入場制限があり、会場入りしたのは10時15分過ぎ。既に会場内は多くの人でごった返していましたが、広くなったおかげで、割と快適な印象でした。会場入りした文房具ハンターの方々は、各々目的の文房具目掛けて突進するようで、既に人が密集しているブースや、ワークショップの整理券を受け取るための行列も出来ていました。文房具人気、恐るべしです。

 このように、文房具の販売だけでなく、ワークショップなどもあり、自分の好みでメモ帳が作れたり、自分好みのペンを作れたりと体験型のイベントもありました。個人的には「Rollbahn」のノートを自分好みにカスタマイズできるコーナーが最も印象深かったです。

 再入場は何度でもかのうなので、昼食休憩に外にでてから、再度参戦!も可能です。またクロークもあるので、荷物や上着を預けて、身軽になって気兼ねなく文房具探しができるのは良い点ですね。

 

 

 ここからは、実際に購入した商品の中から3点だけ抜粋して載せていきます。

 

  1. Cru-cial 「御朱印帳」

 表紙が木製で、さらに和柄が彫ってあるご朱印帳です。柄は「麻の葉」で、成長と魔除けの意味があります。この商品を生み出したブランド「クルーシャル」さんは、デザイナーやエンジニア、技能士がおられる「モノづくり集団」ということで、同じモノづくりとしては、会社にも興味が惹かれました。

 

  1. HIZEN5 「デスクフレグランス(嬉野やきもの文具)」

 嬉野・肥前吉田焼によるデスクフレグランス。お皿の触感、形状、色など、実際に見てみると、小さいながらもその存在感に惹かれると思います。

 

 

3.STEADTLER 「triplus micro 1.3mm」

 建築に携わる人であれば、どこかでお世話になっているSTEADTLERの文房具。形状は三角形で、1.3mmの芯を入れて使います。製図用のホルダーの芯が細くなったものです。三角形フォルムが手になじみ、芯ならではの、紙との接触面の感覚がとても心地よいです。なお、1.3mmは日本未発売で、今回の文具女子博のみの限定発売。

 

 以上が、今年の文具女子博のイベントレポートでした。PCでの作業やお店でのサインでもタブレット使用が増えているとはいえ、まだまだ我々の生活には必需品である文房具。このイベントを通じて、人間のアイデアと想像力によって進化し、多様化していることがとても良く分かりました。その中で、自分好みの1本に出会えると、見た目や使う楽しさを感じられ、さらには、歴史にも興味が出たりと、筆記具への見方も変わってくると思います。

私自身、最近は仕事柄、某メーカーの消えるペンを使うことが多くなっていますが、ここぞというときは、お気に入りの筆記具を使うことにしています。

みなさんも、機会があれば、普段使いや特別な時用の、お気に入りの文房具を探してみてはいかがでしょうか。では、機会があれば、「展覧会レポートVol.5」でお会いいたしましょう!

 

 

 

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