こんにちは、もうすぐ入社2年目となるA.Kです。
先日社員旅行で栃木県那須へ行きました。そこで見学した洋館について書こうと思います。
この洋館は、重要文化財に指定されている旧青木邸那須別邸という建築物で明治21年(1888年)に建築されたそうです。
建築主である子爵青木周蔵氏は明治時代にドイツ公使や外務大臣、アメリカ大使を歴任された方とのことです。
青木邸の設計を担当した方は男爵松ヶ崎萬長氏という方で、岩倉使節団としてドイツに渡り、ベルリンの建築技術を日本に伝えた建築家で日本建築学会の創設者の一人だそうです。
洋館らしくドーマーや奥行きのある広いベランダがあり、白い外壁のファサードは品がありながら、なんだか親近感が沸くとても魅力的な建物でした。
室内は洋館でありながら和室があったり、造作されたと思われる建具は各部屋で少しずつ違う細工があり重厚感がありとても綺麗でした。
また、青木邸は木造軸組工法で建てられた邸宅で一部構造体を露出させ実際の骨組みを見ることが出来ました。
木材は年季が入り色あせて亀裂も入っていしまっていますが、こんな昔の建物も今とおおむね変わらない構造体で造られていることに感動してしまいました。
道路から青木邸へ続く並木は、当時の面影をとどめているそうです。きっとここに住んでいる当時もこの窓から同じ風景を眺めていたのかなと思うとなんだかタイムスリップをした感じになりました。
さいごに、ちょっとびっくりな品物が展示してありました。
なんとルイヴィトンのワードローブ
これは青木周蔵氏の孫の妻が使用していた物だそうです。
当時日本ではフランス製品はほとんどなかった為非常に珍しい物だそうです。
これを見て私は、いつの時代も女性は限定品やブランド好きなんだなって思って少し面白かったです。
私は学生だった頃、洋館が好きで近くにある洋館を暇を見つけてよく見に行っていたので、昔だから建てることが出来た豪華絢爛な建物を楽しんでいた気持ちを思い出すことが出来ました。
またこれを機に洋館巡りをしてみたいと思いました。