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-第4話- 重い屋根と軽い屋根どっちが良いの?

2023年8月22日 更新
健三

由比ちゃん、この前は天窓や吹抜について教えてもらってから

屋根について調べてたんだけど、もしかして屋根の仕上げ材で

構造計算が変わったりするのかな?

由比

健三おじさん、鋭いですね!

その通りで、屋根の仕上げ材は瓦などの「重い屋根」と、

スレートなどの「軽い屋根」の 2 種類に分けられるんです。

健三

よし、僕も少し構造の事が分かってきたかな!

由比

簡単に 2 種類と言っても、屋根材の種類によって違いますし、

太陽光パネルを載せた場合はその分重くなりますよ。

構造計算ではそれぞれの仕様に合わせて荷重を設定します。

健三

じゃあ、屋根材は出来るだけ軽い方が良いってこと?

由比

確かに、耐震性の面から見ると軽い屋根材の方が

良いと言えるんですけど、

耐久性・断熱性・遮音性などの違いもありますし、

最近は軽い瓦材もありますよ!

健三

耐震性も大事だけど、やっぱり見た目も大事だね!

由比

他にも、地域によって基準風速や積雪量が違うので、

建築地による違いもあります。

沖縄は風が強いですし、北海道は雪が多いですよね!

このような外的要因も影響するんです。

健三

そっか、建てる場所によっても変わるんだね!

土地も色々と探してるけど、地域性も考えないといけないんだなぁ

由比

それと、外観に関してですが、

屋根材だけでなく外壁材も影響しますよ!

サイディング、モルタル、レンガ、タイル、

その他色々な種類があって重さも違いますからね!

健三

瓦屋根の和風なデザインも良いし、レンガを使った外壁で

洋風なデザインも好きだし迷っちゃうなぁ…

池田チーフ

吉坂さん、こちらに私が作成した簡単な解説記事がありますので、

良ければ参考にご覧ください!

 

 

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Branch(ブランチ) -「仕事」に役立つ構造読本- より

 

Vol.35 台風や竜巻に強い家は建てられるか?

Vol.86号外第1報 屋根が飛ばされない木造建築のために

 

 

TEC roots -「知識」が深まる構造解説書 – より

 

TEC roots Vol.3 計算書 中身の解説-仮定荷重-

 

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健三

池田さん、ありがとうございます!

後でじっくり読んでみます!

由比

壁量や地震力には様々な要因が影響するので、

色々な条件を考慮して検討する必要があるんです!

もし建物荷重が大きくなっても、

その分バランスの良い間取りにすれば良いですし

その安全性を確かめるのが構造計算ですから任せてください!

健三

由比ちゃん、頼りにしてるよ!

よし、僕ももっと勉強して理想の家を作るぞー!

 

次回へ続く・・・

 

 

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由比

さぁ!ここからは今月のクイズです。

答えが分かった方は下記応募フォームから応募してください!

 

 

正解者の中から抽選で5名様に新ノベルティ

「フリクションボールペン(赤・青・黒)」をプレゼント!

こすると消える 3 色セットのボールペンです!
応募締め切りは9月20日(水)です。

 

ノベルティ・ボールペン

 

さて、今月の問題は・・・

 

 

【Q】一般的な瓦屋根はどの屋根に分類される?

 

① 安い屋根 ②軽い屋根 ③重い屋根

 

 

※ クイズの応募は締め切りました ※

 

 

由比

第3話のクイズの答えは「②水平構面」でした。

沢山のご応募ありがとうございました!

 

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