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2×4 初級者編 その10


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今回は開口部の補強に関する告示1540号第五-十について紹介します。

告示の内容は以下の通りです。

 

「十 屋外に面する部分で、かつ、隅角部又は開口部の両端の部分にある耐力壁のたて枠は、直下の床の枠組に金物(くぎを除く。以下同じ。)又は壁材で構造耐力上有効に緊結しなければならない」

 

この告示は建物外周の角、開口端部に金物を付けるという規定です。

なぜこの規定があるのでしょうか。

建物外周は耐力壁線となり、開口部が取り付く壁の大半は耐力壁になります。

特にその外壁の耐力壁端部には、地震や風などの水平力が加わった時、引き抜く力、若しくは浮き上がる力が集中して働くからです。

 

つまりその力によって、たて枠が引き抜かれるのを防止するために、一般的に‟引抜き金物(引き寄せ金物)”と呼ばれる金物を、直下の床組や土台、基礎などに固定させる必要があるというわけです。建物の角も開口部と同じ状態になります。

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引抜き金物の種類としては、上記のようにホールダウンや帯金物、その他各金物メーカーなどで対応することが出来ます。

次回、部位ごとにどのような金物が取り付けられるかを掲載します。

 

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